フォーチュン
そういえば、ドラーク王国のユーリス王子は、姉のアナスタシアに青い薔薇を贈っていらしたわね。
ユーリス王子とアナは、正式に婚約されたのかしら。
そのニュースは、どうやら世界に流れていないようだけど。
まさか、私が王宮から逃げ出したことで、婚約が交わされなかったのかしら。
「身分を捨て、国を捨てた皇女の家族とは一緒になれない」と言われて・・・。
「・・・ン。アン!」
「はっ、はいっ!!」
「どうしたの?ボーっと突っ立って」
「あ・・ごめんなさい」
「さ、もう少し歩いて、これをエッセンスの製造工場まで持って行こう」
「はい!」
・・・いけない。
今はお仕事に集中しなくては!
アンジェリークはまた、スタスタと歩き出した。
ユーリス王子とアナは、正式に婚約されたのかしら。
そのニュースは、どうやら世界に流れていないようだけど。
まさか、私が王宮から逃げ出したことで、婚約が交わされなかったのかしら。
「身分を捨て、国を捨てた皇女の家族とは一緒になれない」と言われて・・・。
「・・・ン。アン!」
「はっ、はいっ!!」
「どうしたの?ボーっと突っ立って」
「あ・・ごめんなさい」
「さ、もう少し歩いて、これをエッセンスの製造工場まで持って行こう」
「はい!」
・・・いけない。
今はお仕事に集中しなくては!
アンジェリークはまた、スタスタと歩き出した。