フォーチュン
「ミス・デュバル。こちらが今月のお給料です」
「まぁ・・・ありがとうございます!」
皇女だったアンジェリークは、掃除や窓拭き、庭仕事や料理、皿洗いなどしたことがなかったからか、自らの体を動かして、自分の力で得たお金のありがたみを、もらった封筒からひしひしと感じていた。
早速住処にしている寮の一室へ戻り、ドキドキしながら封を開けると、中には1000ルキア札が20枚入っていた。
「まあ!2万ルキアも・・・!」
実際、2万ルキアは、1ヶ月暮らすには、かなり厳しい額なのだが、住むところと3食ついた仕事をしているアンジェリークにとっては、十分すぎる額だと思えた。
何より、これは、アンジェリークが得た初めての給料だ。
額には関係なく、達成感と喜びに浸っていた。
これで身分証の1万ルキア分を稼ぐことができた。
後は、皇女時代に着ていた手持ちの服と靴を全部換金すれば、旅費の足しになるわよね。
「まぁ・・・ありがとうございます!」
皇女だったアンジェリークは、掃除や窓拭き、庭仕事や料理、皿洗いなどしたことがなかったからか、自らの体を動かして、自分の力で得たお金のありがたみを、もらった封筒からひしひしと感じていた。
早速住処にしている寮の一室へ戻り、ドキドキしながら封を開けると、中には1000ルキア札が20枚入っていた。
「まあ!2万ルキアも・・・!」
実際、2万ルキアは、1ヶ月暮らすには、かなり厳しい額なのだが、住むところと3食ついた仕事をしているアンジェリークにとっては、十分すぎる額だと思えた。
何より、これは、アンジェリークが得た初めての給料だ。
額には関係なく、達成感と喜びに浸っていた。
これで身分証の1万ルキア分を稼ぐことができた。
後は、皇女時代に着ていた手持ちの服と靴を全部換金すれば、旅費の足しになるわよね。