フォーチュン
というわけで、翌日。
アンジェリークは、友人のイーディスと一緒に、上質な服と靴を換金しに、街中へ出かけた。
そこで見つけた最初の換金屋へ入り、服と靴を全てお金に換えた。
その額、3万ルキア。
イーディスは街で仕事をしている女性で、時折用があってシュガルテ大聖堂へ来ていた。
そこでアンジェリークと知り合ったというわけだ。
イーディスは、アンジェリークの母親ほどの年齢で、ふくよかな体をしている。
朗らかなところ、しゃべり方も、アンジェリークをグリアからプリウスまで連れて来たディオドラに似ているせいか、初対面のときからすぐ二人は打ち解けたのだった。
「よかったねぇ」
「ええ!これでまずは余裕を持って、身分証を手に入れることができます」
「そうだね。ああ、アン」
「はい、イーディスさん」
「これからどうするんだい?」
「あ・・あの、ドラーク王国へ行きます。これだけあれば、旅費は足りると思うし」
「そうだね。じゃあさ、あたしと一緒にドラークへ行く?」
「・・・え」
アンジェリークは驚きを隠せない顔で、イーディスをまじまじと見た。
アンジェリークは、友人のイーディスと一緒に、上質な服と靴を換金しに、街中へ出かけた。
そこで見つけた最初の換金屋へ入り、服と靴を全てお金に換えた。
その額、3万ルキア。
イーディスは街で仕事をしている女性で、時折用があってシュガルテ大聖堂へ来ていた。
そこでアンジェリークと知り合ったというわけだ。
イーディスは、アンジェリークの母親ほどの年齢で、ふくよかな体をしている。
朗らかなところ、しゃべり方も、アンジェリークをグリアからプリウスまで連れて来たディオドラに似ているせいか、初対面のときからすぐ二人は打ち解けたのだった。
「よかったねぇ」
「ええ!これでまずは余裕を持って、身分証を手に入れることができます」
「そうだね。ああ、アン」
「はい、イーディスさん」
「これからどうするんだい?」
「あ・・あの、ドラーク王国へ行きます。これだけあれば、旅費は足りると思うし」
「そうだね。じゃあさ、あたしと一緒にドラークへ行く?」
「・・・え」
アンジェリークは驚きを隠せない顔で、イーディスをまじまじと見た。