フォーチュン
「用意できたかい?」
「・・・いえ、あの、まだ・・」
「サッサとしな!」
マダム・ルッソに何度も急かされたアンジェリークは、恥ずかしさに身を縮めながら、よようやく姿を現した。
髪の色と同じ、鮮やかな赤いドレスを着させられたアンジェリークを、マダム・ルッソは品定めをするように見ていた。
「・・・なかなかの器量良しだね。それに傷ひとつない滑らかな肌。意外と上玉だね、あんた。ほら、もっと堂々と。胸を張ってしゃんと立つ!」
「ひっ」
マダム・ルッソがいきなり大きく開いている胸元へ手を入れたので、アンジェリークはびっくりして後ずさった。
「動くんじゃないよ。もっと豊かな胸を強調する!」
「う・・・は、い・・・」
鮮やかな赤いドレスの胸元と背中には、布地がほとんどなくて、とても・・・頼りない。
しかも胸当てなんて「ない」と言われて、結局つけられなくて。
これだけでもとても恥ずかしいのに、これからもっと屈辱的な事が待ち受けているの?
どうしよう。
ここから逃げなければ。
そんなアンジェリークの考えを読んだのか、マダム・ルッソはアンジェリークの二の腕をグッと掴んだ。
「・・・いえ、あの、まだ・・」
「サッサとしな!」
マダム・ルッソに何度も急かされたアンジェリークは、恥ずかしさに身を縮めながら、よようやく姿を現した。
髪の色と同じ、鮮やかな赤いドレスを着させられたアンジェリークを、マダム・ルッソは品定めをするように見ていた。
「・・・なかなかの器量良しだね。それに傷ひとつない滑らかな肌。意外と上玉だね、あんた。ほら、もっと堂々と。胸を張ってしゃんと立つ!」
「ひっ」
マダム・ルッソがいきなり大きく開いている胸元へ手を入れたので、アンジェリークはびっくりして後ずさった。
「動くんじゃないよ。もっと豊かな胸を強調する!」
「う・・・は、い・・・」
鮮やかな赤いドレスの胸元と背中には、布地がほとんどなくて、とても・・・頼りない。
しかも胸当てなんて「ない」と言われて、結局つけられなくて。
これだけでもとても恥ずかしいのに、これからもっと屈辱的な事が待ち受けているの?
どうしよう。
ここから逃げなければ。
そんなアンジェリークの考えを読んだのか、マダム・ルッソはアンジェリークの二の腕をグッと掴んだ。