フォーチュン
だからマダム!
知らないとはいえ、王子のレディにそういう態度を取る、イコール、自分で自分の首を絞めてるってことだから!
あぁ勘弁してほしい・・・。

早くも雷が落ちる予感に、護衛の4名は密かにため息をついた。
が、気を取り直して正面を見た護衛4名は、頭を下げている「ルーシー」ことアンジェリークの姿に釘付けになってしまった。

赤いドレスの胸元と背中の部分は、ただでさえ布地が少ない。
そのため、頭を下げているアンジェリークの豊かな胸が、今にも全て見えそうになっていたからだ。
加えて、アンジェリークの豊かな赤い髪は、頭を下げていることで両サイドに流れ落ちているため、背中の滑らかな肌も丸見え状態。

それは何も、アンジェリークに限ったことではなく、他の娼婦全員にも言えることだが、彼らがここに来た真の目的は、アンジェリーク奪還だ。
だからか、護衛の4名は皆、自然とアンジェリークに目が行ってしまい・・・離せなくなってしまった。
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