フォーチュン
ⅩⅩⅥ
「わ、私はちゃんと労働に対する賃金は払っております!」
・・・あーああぁ。
誰に向かって反論してるんだよ、このマダムは!
大体、いくら悪あがきをしたところで、王子に勝てるとでも思っているのか!
少しは狡賢い思考を持っているなら、この場は完全に王子が取り仕切っているといい加減気づけ!
青灰色の目を細め、形良い唇をニヤッと上向けながら、マダム・ルッソを睨みつけているユーリスを、護衛の4名はチラッと見た。
出た!王子の悪魔チックな微笑みが!!
護衛の4名は、心の中で思わず盛大なため息をついた。
ユーリスのすぐ近くにいるアンジェリークは、恐怖にハッと息をのむ。
・・・あーああぁ。
誰に向かって反論してるんだよ、このマダムは!
大体、いくら悪あがきをしたところで、王子に勝てるとでも思っているのか!
少しは狡賢い思考を持っているなら、この場は完全に王子が取り仕切っているといい加減気づけ!
青灰色の目を細め、形良い唇をニヤッと上向けながら、マダム・ルッソを睨みつけているユーリスを、護衛の4名はチラッと見た。
出た!王子の悪魔チックな微笑みが!!
護衛の4名は、心の中で思わず盛大なため息をついた。
ユーリスのすぐ近くにいるアンジェリークは、恐怖にハッと息をのむ。