フォーチュン
「さあ、アンジェリーク様。いかがでございましょう」
侍女のオリエに促され、渋々自分の姿を鏡で見た私は、ハッと息をのんだ。
ラズベリーのような赤い色をした髪は、姉のアナスタシアと同じ、金色っぽいような、明るい茶色に様変わりしていた。
それだけでも、今までの私の見た目はかなり変わっている。
「こちらをおつけくださいませ」
オリエが小さな箱を私に差し出した。
開けてみると、小さなコンタクトレンズが二つ入っていた。
「アナ様と同じ瞳のお色でございます。度は入っておりません」
「・・・そう」
鏡を見ながらコンタクトレンズをつけてみた。
すると、私のグリーンの瞳が、アナと同じすみれ色に変わった。
・・・本当だ。
レンズをつけても視界は変わらない。
鏡の先に見えてる私は・・・私なの?
侍女のオリエに促され、渋々自分の姿を鏡で見た私は、ハッと息をのんだ。
ラズベリーのような赤い色をした髪は、姉のアナスタシアと同じ、金色っぽいような、明るい茶色に様変わりしていた。
それだけでも、今までの私の見た目はかなり変わっている。
「こちらをおつけくださいませ」
オリエが小さな箱を私に差し出した。
開けてみると、小さなコンタクトレンズが二つ入っていた。
「アナ様と同じ瞳のお色でございます。度は入っておりません」
「・・・そう」
鏡を見ながらコンタクトレンズをつけてみた。
すると、私のグリーンの瞳が、アナと同じすみれ色に変わった。
・・・本当だ。
レンズをつけても視界は変わらない。
鏡の先に見えてる私は・・・私なの?