フォーチュン
ここでミステリアスな伝説(はなし)をひとつ披露しよう。
まだドラーク王国の現国王であるマクシミリアンが幼少の頃のある日。
前任の占術師である「女教皇(ハイ・プリーステス)」が、その時期が来たと言い、自室に籠って占術をした。
『次の占術師の名は・・・愚者(フール)』
そう女教皇が告げた2日後、黒いローブに身を隠した者が、王宮の門前に現れた。
『わが名は愚者』
それだけ告げると、「愚者」は王宮の中に入ることを許可された。
そして女教皇は、跡形もなく消えていた。
まだドラーク王国の現国王であるマクシミリアンが幼少の頃のある日。
前任の占術師である「女教皇(ハイ・プリーステス)」が、その時期が来たと言い、自室に籠って占術をした。
『次の占術師の名は・・・愚者(フール)』
そう女教皇が告げた2日後、黒いローブに身を隠した者が、王宮の門前に現れた。
『わが名は愚者』
それだけ告げると、「愚者」は王宮の中に入ることを許可された。
そして女教皇は、跡形もなく消えていた。