フォーチュン
アンジェリークは自室へ引き上げた後、お気に入りの椅子に腰かけていた。
少し青ざめた憂い顔をしたアンジェリークの視線は、ぼんやりと外に向けられている。
雲ひとつない青空に、高く上っている太陽の光は、今日も街を明るく照らしてくれている。
バルドー国はいつもと同じ、いたって平穏。
ドラーク王国は、こちらと同じ快晴かしら。
確かドラーク王国は、バルドーと同じく、年間を通して少し乾燥はしているけど、温暖な気候で、5つの季節があって・・・。
「コンラッド・・・」
ラクロワ王国のウィリアム王子に、実際会ったことは一度もないけど、とても優しい方だと、母様と父様が、さっき言っていた。
それはそうよね。
母様も父様は、とても優しくて私のことを思ってくれているから、王子とはいえ、野蛮な方の元へ私を嫁がせるなんてことはしない。
少し青ざめた憂い顔をしたアンジェリークの視線は、ぼんやりと外に向けられている。
雲ひとつない青空に、高く上っている太陽の光は、今日も街を明るく照らしてくれている。
バルドー国はいつもと同じ、いたって平穏。
ドラーク王国は、こちらと同じ快晴かしら。
確かドラーク王国は、バルドーと同じく、年間を通して少し乾燥はしているけど、温暖な気候で、5つの季節があって・・・。
「コンラッド・・・」
ラクロワ王国のウィリアム王子に、実際会ったことは一度もないけど、とても優しい方だと、母様と父様が、さっき言っていた。
それはそうよね。
母様も父様は、とても優しくて私のことを思ってくれているから、王子とはいえ、野蛮な方の元へ私を嫁がせるなんてことはしない。