フォーチュン
「・・・オリエ」
「はい、アン様」
「髪の色と目の色を変えても、アナに似てるとは思えないわ」
「そうですね。貴女様はアン皇女様ですから」
その言葉になぜかホッとして、涙が出そうになった。
「後はメイクを少々施すことと、雰囲気で勝負です」
「雰囲気?」
「はい。ちょっとした仕草、語り方。そこをアナ様ならこうするだろうと意識されつつ、実践されてみてください」
なるほど。
でも・・・。
「大丈夫でございます。ユーリス様をはじめ、ドラーク王国の方々は、アナ様のことを詳しくは存じ上げておりません」
「え、ええ、そうね。でも他国の王女たちは?もしかしたら、アナの友だちが来ているかもしれない・・・ああ、やっぱり私には無理!オリエ!あなたがアナの代わりに出席なさい!」
「・・・アンジェリーク様。それは本気で申し上げていらっしゃるのですか」
オリエは母様とほぼ同い年だった・・・。
「はい、アン様」
「髪の色と目の色を変えても、アナに似てるとは思えないわ」
「そうですね。貴女様はアン皇女様ですから」
その言葉になぜかホッとして、涙が出そうになった。
「後はメイクを少々施すことと、雰囲気で勝負です」
「雰囲気?」
「はい。ちょっとした仕草、語り方。そこをアナ様ならこうするだろうと意識されつつ、実践されてみてください」
なるほど。
でも・・・。
「大丈夫でございます。ユーリス様をはじめ、ドラーク王国の方々は、アナ様のことを詳しくは存じ上げておりません」
「え、ええ、そうね。でも他国の王女たちは?もしかしたら、アナの友だちが来ているかもしれない・・・ああ、やっぱり私には無理!オリエ!あなたがアナの代わりに出席なさい!」
「・・・アンジェリーク様。それは本気で申し上げていらっしゃるのですか」
オリエは母様とほぼ同い年だった・・・。