フォーチュン
ドラーク王国は、広大な領土を持つ大国だ。
コンラッドがドラークの民であると知ってはいても、どこに住んでいるのかは知らない。
あのときあの場で出会えたからと言って、あの周辺に住んでいるとは限らない。
だからドラークへたどり着けたとしても、コンラッドに絶対会えるという保障はどこにもない。
それでも私は行く。
私の心の声に従って、ここから旅立ちます。
『破壊。死。そして再生。万物はそれを繰り返しながら、進化を遂げている・・・』
不意にアンジェリークは、ドラーク王国にある生命の木に「言われた」言葉を思い出していた。
「アンジェリーク皇女」は、今、ここで死ぬ。
そしてただの「アン」として、私は今から生まれ変わるのよ。
覚悟を決めた顔を、鏡越しに確認したアンジェリークは、「コンラッド」と囁くと、ニッコリ微笑んだ。
コンラッドがドラークの民であると知ってはいても、どこに住んでいるのかは知らない。
あのときあの場で出会えたからと言って、あの周辺に住んでいるとは限らない。
だからドラークへたどり着けたとしても、コンラッドに絶対会えるという保障はどこにもない。
それでも私は行く。
私の心の声に従って、ここから旅立ちます。
『破壊。死。そして再生。万物はそれを繰り返しながら、進化を遂げている・・・』
不意にアンジェリークは、ドラーク王国にある生命の木に「言われた」言葉を思い出していた。
「アンジェリーク皇女」は、今、ここで死ぬ。
そしてただの「アン」として、私は今から生まれ変わるのよ。
覚悟を決めた顔を、鏡越しに確認したアンジェリークは、「コンラッド」と囁くと、ニッコリ微笑んだ。