私の秘密


ガラッ




俺は急いで教室に入ろうとした。




シーーン




え、教室間違えた?


でもここは1-Aって書いてあるし



間違えではない




時間も・・・




遅刻は、、



「遅刻だぞーー 叶瀬?」



担任の先生らしき人物が

にこってしながら言った。

やっべ



「すみません 」



俺は素直に謝った。




「まあ初日だし 迷うこともあっただろう、




他にも1人来てないしな・・・」






そうなんだ、だったらいいか、




ザワザワ




教室が騒ぎだした


なんなんだよ、、




「やばっなにあの人かっこよすぎ、、」
「かっけぇ」


「え、可愛い顔立ちじゃない?」
「きゃぁぁぁぁあ!!!!!」






なんだこの悲鳴、、うっさ、





俺は席順を見て





窓側の後から2番目の席に座った。






ラッキー ここの席寝れる…







おやs「おっす!! お前朝から人気者だな!」





んだよ。せっかく寝ようとしてたのに





「だれ?」




俺が問いかけると




「ぁあ悪ぃ悪ぃ!




俺は 石田 陸 -ishida riku-

みんなからりっくんて呼ばれてるよ!
よろしく!!」





なんだこの犬みたいな元気なやつ。




髪の毛はしっかりセットしてて



目も二重 鼻筋もまっすぐ、




笑顔で見える 八重歯





これは可愛い顔立ちなこと、、





「おう、よろしく」


一応挨拶はしよう。




「お前 いけめんだな!!!


ってかめちゃ可愛い顔」




りっくんは



いきなり顔を近づけて 俺の顔をじっと見つめてきた。


っつ。やめろっ



ボッ


俺はいきなりの不意打ちに


俺は顔を真っ赤にした。





「なんだお前!顔赤いぞ?」





そりゃそうだ。


俺は恥ずかしい事に生まれて今まで




男経験が全くといっていいほど



ない。




小学校で 背の順に並んだとき


手をつないだぐらいだ。





「ばか んなことねぇ」


俺は必死に言葉を返した


「そーか?





あ、あともう1人紹介したい人いる!

今いないから
後で紹介するわ!






担任が


他に1人いるって




言ってた人か。



「そうなんだ。俺寝る。」





そうりっくんに告げ、



「ぇぇえ もっと構えよおぉ」





りっくんの声は聞こえてませんとばかりに 俺は顔をつっ伏して






寝た。








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