私の吸血鬼
「・・・嘘って?」
「実は俺、記憶を失くしてなんかない」
「ええ!?」
思わず大声をあげてしまう。
出合った当時、皆は心此処に有らずでいつもそこではないどこかを見つめていた。
それは記憶を失くして放心しているんだと思ってたけど、
「ちがうの?」
「ああ。あの頃の俺は兄貴に騙されたことがショックで何も考えられなかったんだ。んで、気が付いた時には咲の義弟、皆になってたんだ」
気づいた時にはって・・・
「俺の本当の名前は本条令仁。吸血鬼六人兄弟の末っ子だ」
「実は俺、記憶を失くしてなんかない」
「ええ!?」
思わず大声をあげてしまう。
出合った当時、皆は心此処に有らずでいつもそこではないどこかを見つめていた。
それは記憶を失くして放心しているんだと思ってたけど、
「ちがうの?」
「ああ。あの頃の俺は兄貴に騙されたことがショックで何も考えられなかったんだ。んで、気が付いた時には咲の義弟、皆になってたんだ」
気づいた時にはって・・・
「俺の本当の名前は本条令仁。吸血鬼六人兄弟の末っ子だ」