未定
 「ごめんなさい・・・。どうしても咲夜さんにあたしの事見てほしくて・・・」
 「謝れだなんて一言も言ってないんだけど。まさか、15歳とか言わねぇーよな?最近のガキは発育良いって言うしな・・・。で、何歳だよ?」
 「年なんて関係ないじゃないですか!!」
 「関係あるに決まってんじゃねぇーか。俺、犯罪者になりたくねぇーし。」
 「・・・です」
 「あ?」
 「18歳です」
 「18?マジかよ・・・。俺の妹と同い年かよ・・・勘弁しろよ」
 「ごめんなさい・・・」
人気の少ないラブホテルの前でしゃがみこむ俺とすすり泣く美桜。傍から見たら異様な光景に見える。
 「取り敢えず、今日は帰ってくれないか?頭の整理つけたいし、色々疲れたし」
 「・・・分かりました」
美桜の去っていく後姿は、何時もみたいな勝ち気でプライド高い女とは程遠いものだった。

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