ふたごのふたり



わたしがお世話になるのって?


そうよ。如月さん。古くからのお友達なのよ。
とにこりと母が微笑んだ。

あなたと同じ高校に通ってる息子さんが2人いるんだもの。びっくりしたわ。
なんてまんざらでもなく話す。


すると茶髪の方が
田之倉のあ!!!
今度こそ覚えてもらえたか?!
同じクラスなのに覚えてないなんてひどいぞ〜〜
なーんて笑いながら言っているのを黒髪の方がやめなよ。なんて注意してる。


すると如月兄弟のお母さんらしき人が
同じクラスなの??
やだ〜〜〜〜楽しそうじゃない!
いいわねーー
美香ちゃん、のあちゃんのことは任せてお仕事頑張ってきてね!

なんて言っている。
明るくて素敵な方だ。

じゃ!よろしくね!のあちゃん♡
と可愛らしく声をかけてくれた。


じゃあそろそろ行きましょうか
と、お母さんが言った


どこへ?

どこって家よ!あなた荷造りしなきゃね!

と言われた。

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