黒王子と白王子とわたし

「亮くんって大学行くの?」

「実は トップに昇格しないかっていわれてて‥」

「まじで!プロとかすごー!やばっ!!」

「ははっ、ありがとう」

「てか、本当にすごいよね」

亮くんが小さい頃からサッカー選手になることが夢なのは知っていたけど いざ本当に身内にサッカー選手ってなると不思議な感じだ

「亮くんサインちょうだいよ」

「やばいわ〜〜めっちゃ遠い存在」

永瀬家は大興奮

紘なんか目がキラッキラしてるし

「優と愁にも言っていい?」

「正式に決まってから言って」

「は〜い、優たちめっちゃ喜ぶだろうな〜」

「小さい頃よく四人で練習してたもんな」

「俺的には来年優と愁にもプロのオファー来ると思うよ」

「イケメンJリーガーって女性ファンめっちゃ増えるだろうな」

夢が叶って嬉しいけどちょっと嬉しくなかったり‥

「優ますますモテちゃうね」

「えっ‥」

ってか優だけじゃなくて愁もだよね‥‥

「気づいてないとでも思った?w」

そう、ニヤけながら言って来たのはお兄ちゃん

「お願いだから 絶対誰にも言わないでね‥」

「まぁ、くるみがそう言うなら俺からは口外しないよ」

「ちなみに 俺も気づいてたよ」

と紘。 紘が一番口外しそう‥

「俺もね」

亮君まで‥
こんなにバレバレだったんだ‥‥

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