黒王子と白王子とわたし

心配


「あ〜気持ち悪い しんどい‥‥」

お腹が空いてて暑くて暑くてたまらない魔の四時間目の体育で苦手な長距離走を走った私は走り終わった瞬間から気持ち悪さと戦っています

もう 負けそうだけど‥‥

「ねぇ、顔青白いよ!?やっぱり保健室に行った方がいいんじゃない‥」

「い‥や‥保健室の先生嫌いだし‥」

「あ〜もうっ!嫌いなんはわかるけど今はそれどころじゃないでしょ!」

みんなが制服に着替えた中 未だに体操服で席に項垂れていると 玲が言ってきた


「気持ち悪いから まず保健室まで歩けない」

「もう‥どうしよう‥」

一一ガタン

「おい くるみ どうした?」

前の席の愁が戻って来た

「くるみさ 体育で気持ち悪くなったらしい 今さ結構やばい状態なんだよね しかも保健室行きたくないってゆうし‥‥」

「はぁ〜‥ 気分悪くなったらすぐ保健室行けよな! 」

「どうせ暫くしたら すぐ治ると思ったし」

「あっそ でもさ お前 顔青白いし このままだと治らんでしょ」

「しらん‥‥」

「佐伯 くるみどうする??やっぱり保健室行った方がいいよね」

「ああ‥‥ あ〜わかった 俺がおぶってく」

「その手があったね!よろしく!私はくるみの制服とか持って行くね」


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