黒王子と白王子とわたし

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「「行ってきまーす」」

朝は 紘と学校へ行くのが昔からの日課
仲良し兄妹だからね！

たわいもない話をしていると

「おはよ 紘」

愁 登場
ってかさ、なんで紘だけ！！？
私のことは見えてないんですか？？

「おはよ 愁くん」

紘も紘でさ なんともないような 感じ醸し出しちゃってさ！！！

「おはようございます 愁くん」

嫌味ったらしく言ってやった

「あっ くるみ、 おはよ」

何その言い方！！！
キィーーいちいちむかつくなぁ


気づいたら 紘と愁は2人で先を歩いていた



ほんっと、2人とも私の扱い雑！！！！！


プンスカしながら 歩いていたら 駅に着いた

“あそこに居るのは優じゃん！！！”
優を見つけてテンションが上がった私は
優目がけてダッシュ

「優 おっはよ〜〜！！」

「くるみ おはよ 、 今日は紘と一緒じゃないんだ？」

ここに来るまでにあったことを優に話そうと思ったけど なんかめんどいくさいな と思ってやめた

なんだかんだ 優と話せる時間は 少ししかないんだし 違う話をしたい

「ほら、あそこ 」

と 離れた所で愁と話している紘を指差した