私の血で溺れて 優しく口付けて
カラカラと、楽しそうに笑い声をあげる。
「町長さん_____」
いきなり呼ばれた町長は身体をビクリと跳ねさせる。
「この娘、最高だ。
愚かで弱い人間の割りには面白そうだよ」
そして私の頬にキスをして私を抱き寄せる。
薔薇のような香りが鼻孔を掠めた。
「俺はリズを貰うよ。
約束する、この街には二度と手を出さない。
契約成立だ________」
私はこの瞬間、貴方のモノになった。