浅葱色の恋心
真剣な2人の眼差し
自分を案じ、最善の助言をしてくれている
2人の気持ちが、彩華には
すぐに伝わった
コクリ と、頷く
「明日の朝、いつもの木で会おう
一と平助に、渡したいものがあるの」
「わかった」
「木で会おう」
彩華と別れ、道場へ向かう途中
両手の拳をぎゅうっと握り締めた
平助が、一に言った
「強くなって… 彩華を探す
一… 俺…
北辰一刀流の道場へ弟子入りする!」
「平助… 文を書く
俺も一緒に探す
2人で、彩華を迎えに行こう!!!」
一、平助 13歳
彩華 12歳
桜が咲き始めた
春の出来事だった
自分を案じ、最善の助言をしてくれている
2人の気持ちが、彩華には
すぐに伝わった
コクリ と、頷く
「明日の朝、いつもの木で会おう
一と平助に、渡したいものがあるの」
「わかった」
「木で会おう」
彩華と別れ、道場へ向かう途中
両手の拳をぎゅうっと握り締めた
平助が、一に言った
「強くなって… 彩華を探す
一… 俺…
北辰一刀流の道場へ弟子入りする!」
「平助… 文を書く
俺も一緒に探す
2人で、彩華を迎えに行こう!!!」
一、平助 13歳
彩華 12歳
桜が咲き始めた
春の出来事だった