浅葱色の恋心
【一】







早朝、木の下で平助と


無言で彩華を待つ





〝逃げろ〟





どこに? どうやって?



しっかり者だが、俺たちより年下の女の子




逃げて、生き延びることができるのか



ちゃんと、見つけてやれるだろうか




不安でいっぱいだった











平助も同じ気持ちだろう…








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