浅葱色の恋心
翌日





芹沢さんのお墓に行けば


土方様が早朝にもかかわらず

待ち伏せ…




「なんでもお見通しなんですね?」


「お前は、わかりやすい」


「そうかな?
上手くやってると思ってますがね?」


「君菊が心配してたぞ」


「君菊と一は、良い勝負ね
ふふっ 
はぁ 芹沢さん
私は、どうしたらいいのかな?」


「ごら!俺がいるのに芹沢さんに相談かよ」


「土方様には、わからないことです
芹沢さんと私は、仲間
私達にしかわからない悩みですよ」


「お前ら親子みたいな関係かと……」


「いいえ 仲間です」


「そうか…」


「私… ちゃんと想い人いますよ
土方様や君菊のようにはなれないけど
ふふっ すみません
昨夜は、驚きましたよね
2人が羨ましかったの
芹沢さんと梅さんにも重なって見えたし
私は、そういう仲にはなれないから」


「そうか」


「はい」


「諦めるのは、簡単だ
やるだけやってみる方が
お前らしいと思うが
辛いなら… 君菊でも 俺でも
話聞くからな」


「はい ありがとうございます」





君菊は、良い方と恋仲になって良かった














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