浅葱色の恋心
「沖田様!!!」


「ケホッ ケホッ
さすが……だね……
今度、手合わせ…しようか… ハハッ」


彩華が、沖田の体に触れた


「凄い熱です!沖田様!しっかり!!」




下から階段を駆け上がる足音


ダンダン……




〝彩華を守る力がもう……僕には無い〟


「彩華!僕の刀を貸してあげる!
しっかり戦って!!」


「沖田様!」



〝彩華だけでも助かって!〟


「沖田様!沖田様も生きて帰りましょう!」




沖田の心の声を聞いて

自分が、沖田を守らなければと

渡された刀を握り


立ち上がる












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