浅葱色の恋心
ぼーっとしたまま

何でここに入れられたのか

理解出来ずにいた





「彩華 縄解こうな」





永倉様が原田様と、蔵へ

キツく縛られた縄を解いてくれた


「土方さん 総司のこと弟みたいに
大切にしてきたから、頭に血が昇ってる」


「少し落ち着くように言ったからな!」


「後で、尋問あるだろうけど
ちゃんと言えば、わかってくれる」


「大丈夫だからな!」




何を励まされているのか

よくわからなかった


頭が、気持ちが


全くついていかなかった







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