浅葱色の恋心
十日すぎ、2人は完全に復帰した


「斎藤様、藤堂様、ご無理なさらず」



「わかってる」

「はいはい 彩華って、母親みたい」



「…嫌ですよ
母親だなんて!!!」



「そんなに機嫌を損ねること?」

「ほっとけ、平助 行くぞ」







2人を見送り


女中仕事に戻る





〝やっぱり…… むりかも……〟












翌日の幹部会議


彩華は、お願いがあるからと、参加した



「彩華!立場をわきまえなよ!」


「そうだ…… 女中なんだから」



平助と一が、彩華に言うと



「すみません……どうしても」



「気にするな 言え」



土方に促され、姿勢を正す







「江戸に行きたいんです
働き口を紹介して頂けませんか?」








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