浅葱色の恋心
一と平助が、血相を変えて

彩華のもとへ



「俺……彩華のこと忘れてた」


「彩華!? 彩華!? しっかり!!」



蹴られて柱に頭を打ちつけた彩華は

そのまま、柱にもたれたまま座していた




一と平助が、記憶を取り戻したことで

幹部らは、最悪の事態を想像したが



うっすらと、彩華の目が開いた





「彩華!?」


「彩華!!よかった」










「・・・・・あなた達、誰?」














そう呟いて


再び、意識を失った
















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