浅葱色の恋心
スパーーーーーーンッ
勢いよく開けられた襖に
ビクッと驚き、固まった彩華のところに
ズカズカと近づくと
「ぎゃあぎゃあ煩いんだよ!!バカ!!」
呆気にとられているのは、幹部も彩華も
同じ
ヒョイっと、彩華を抱えると
陽当たりのよい
庭が良く見渡せる
縁側に、彩華を抱えたまま座った
〝大丈夫!! 大丈夫!! 大丈夫!!〟
心の中で何度も繰り返す尚忠の声に
不思議と安心した
「食え!!」
風呂敷を開き、団子を彩華に持たせた
「……私、団子
好きじゃない……」
〝は!?
いつも、美味しいって食べてただろ!!
笑顔になってたはず!!
嘘だろーーーー!!!どうしょう!!!〟
いつも
という言葉に、尚忠が自分を知る人だと
確信する
〝好物だとばかり……
どうしょう!!!喜ぶと思ったのに!!!
どうしょう!!! どうしょう!!!〟
勢いよく開けられた襖に
ビクッと驚き、固まった彩華のところに
ズカズカと近づくと
「ぎゃあぎゃあ煩いんだよ!!バカ!!」
呆気にとられているのは、幹部も彩華も
同じ
ヒョイっと、彩華を抱えると
陽当たりのよい
庭が良く見渡せる
縁側に、彩華を抱えたまま座った
〝大丈夫!! 大丈夫!! 大丈夫!!〟
心の中で何度も繰り返す尚忠の声に
不思議と安心した
「食え!!」
風呂敷を開き、団子を彩華に持たせた
「……私、団子
好きじゃない……」
〝は!?
いつも、美味しいって食べてただろ!!
笑顔になってたはず!!
嘘だろーーーー!!!どうしょう!!!〟
いつも
という言葉に、尚忠が自分を知る人だと
確信する
〝好物だとばかり……
どうしょう!!!喜ぶと思ったのに!!!
どうしょう!!! どうしょう!!!〟