浅葱色の恋心
【一】





平助も道場へ弟子入りする為

旅立った




どこを歩いていても

何をしていても



楽しかった思い出が蘇る




彩華が俺に〝遊ぼう〟と言ってくれた場所


平助が、初めて俺を名前で呼んだ場所







いつも賑やかだったのに




俺は、ひとりぼっちになってしまったと


寂しくなった









そんな時は、決まってあの玉を見る



〝そばにいるよ〟




彩華の笑顔が浮かぶから









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