浅葱色の恋心
山南と彩華が、何やら話をしているのに
気がつき

皆が集まる


「兄上! これ書いた!」


「書いて貰ったんだろ!」


「そうだった!
これ私の名前なの?」


「そうだよ」


「じゃあ なんで呼ばないの?」


「俺にとって
お前は『彩華』じゃなかったから」


「どういうこと?」


「別の名前があるんですか?」



山南が、聞いた



「ええ まあ 彩華でもいいけど」


「???本当は、何?」


「何でもいいさ どうせ覚えてないだろ?
いいか? お前は、生まれ変わった!
これから、怖い夢を見ない最高の人生が
お前の生きる道だ! よいしょ!」



尚忠が彩華を抱き上げた



「俺は、昔も今も!お前の兄だ!
そして、この新選組は皆!
お前の幼なじみ!
今日、今からはじめよう!
俺もしばらくここにいるからな!」



〝大丈夫!俺が笑顔を取り戻してやる!〟





「ありがとう 兄上」



















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