浅葱色の恋心
私が
怖い夢を見るせいで
皆も眠れない
兄上が、私と2人部屋にと
頼んでくれたけど
皆が一緒にいた方がいいって
気をつかわれているんだよね
寝たふりをして
コッソリ
廊下に出て、縁側に座る
月明かりに照らされた庭を眺める
〝信じてたのに…〟
誰かが私に言った言葉
私は、誰かを裏切った
「眠れないのか?」
「……ええ」
土方さんが、私の隣に腰を下ろした
「俺は、お前が何かを我慢してたこと
知っていた
なのに、助けてやれなかった
俺が、ちゃんと力になってたら…」
「土方さんの声だ」
「は?」
「……いえ!何でも!」
私が裏切ったのは、土方さんなんだ
「覚えてないけど、私が意地張ったのよ
力になろうとしてくれたのに
私が……」
「お前さ、俺に冷たかったんだぞ?ククッ
今は、えらく優しいな」
「すみません
失礼なことしてて」
「クククッ 笑わせるなって」
「もう!私…真面目に謝ってるのよ!!」
「ああ 悪ぃ クククッ」
土方さんが、楽しそうに
お話しをしてくれたから
すごく安心した
もう、怖い夢
見たくないな…
怖い夢を見るせいで
皆も眠れない
兄上が、私と2人部屋にと
頼んでくれたけど
皆が一緒にいた方がいいって
気をつかわれているんだよね
寝たふりをして
コッソリ
廊下に出て、縁側に座る
月明かりに照らされた庭を眺める
〝信じてたのに…〟
誰かが私に言った言葉
私は、誰かを裏切った
「眠れないのか?」
「……ええ」
土方さんが、私の隣に腰を下ろした
「俺は、お前が何かを我慢してたこと
知っていた
なのに、助けてやれなかった
俺が、ちゃんと力になってたら…」
「土方さんの声だ」
「は?」
「……いえ!何でも!」
私が裏切ったのは、土方さんなんだ
「覚えてないけど、私が意地張ったのよ
力になろうとしてくれたのに
私が……」
「お前さ、俺に冷たかったんだぞ?ククッ
今は、えらく優しいな」
「すみません
失礼なことしてて」
「クククッ 笑わせるなって」
「もう!私…真面目に謝ってるのよ!!」
「ああ 悪ぃ クククッ」
土方さんが、楽しそうに
お話しをしてくれたから
すごく安心した
もう、怖い夢
見たくないな…