浅葱色の恋心
【一】



彩華の様子が気になった


「土方さん…あの…」


「わかってる
この件が片づいたら2人で行け」


「「ありがとうございます」」








早朝の原田組が出発





土方さんの予想した場所を囲むように配置



無事に敵を捕縛出来た




「平助!行こう!」


「おう!え?…彩華?」



俺たちが行こうと振り返ると

彩華がずぶ濡れで立っていた



「彩華!」


俺が声を掛けると捕縛した男が


「そうか!お前は、新選組の回し者か!!
汚い女だ!!っっう」


彩華が罵倒した男に近づくと
喉を掴んだ


「おい!やめろ!」



「ゲホッ ゲホッ…」



男らが連れて行かれ

彩華がぼーっとしていた



「おい!…おめぇ酔ってんのか?」







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