浅葱色の恋心
行方知れず 下
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
薩長同盟
年明け早々 山崎は、屋根上を走っていた
〝早う知らせな!! あ…れ…〟
「彩華!彩華やないかいな!?」
「山崎さん お久しぶりです
また 朝餉に間に合うように走ってるの?」
「や、仕事帰りや
そうやなくて!!自分、どこで何してん?」
「ここで、見損ねた初日の出をみようと
あっ!御来光~!あー幸せ!!
今年も無事に見れた!!」
心底嬉しそうな彩華に
思わずクスッと笑って
「捕まえた」
彩華の腕を掴んだ
「山崎さん…あれ何ですか?」
彩華が指さす方に、山崎が向くと
スルリと手をほどき
「さよなら~」
屋根から降りた
「あぁーー!騙したな!!
待て!!彩華! っあーおらんやん!!
嘘やん! そんなぁ…」
山崎から、報告を受けると
元気そうな彩華に、一と平助はホッとした
「毎年、あの屋根で初日の出みてるんや」
「子供の頃、3人で毎年木から
初日の出みてたからな」
「そうだったな
彩華は、ずっと続けていたのだな」
薩長同盟
年明け早々 山崎は、屋根上を走っていた
〝早う知らせな!! あ…れ…〟
「彩華!彩華やないかいな!?」
「山崎さん お久しぶりです
また 朝餉に間に合うように走ってるの?」
「や、仕事帰りや
そうやなくて!!自分、どこで何してん?」
「ここで、見損ねた初日の出をみようと
あっ!御来光~!あー幸せ!!
今年も無事に見れた!!」
心底嬉しそうな彩華に
思わずクスッと笑って
「捕まえた」
彩華の腕を掴んだ
「山崎さん…あれ何ですか?」
彩華が指さす方に、山崎が向くと
スルリと手をほどき
「さよなら~」
屋根から降りた
「あぁーー!騙したな!!
待て!!彩華! っあーおらんやん!!
嘘やん! そんなぁ…」
山崎から、報告を受けると
元気そうな彩華に、一と平助はホッとした
「毎年、あの屋根で初日の出みてるんや」
「子供の頃、3人で毎年木から
初日の出みてたからな」
「そうだったな
彩華は、ずっと続けていたのだな」