浅葱色の恋心
島原よりこの店に通うことが増えた
そして
半年たって
ついに
「いつも美味しいですねぇ
板前さんにご挨拶したいのですが」
「すんまへん うちの板前
変わり者で…
人前には… あっ すんまへん」
「いや 無理は言わないよ
美味しい料理に、感謝していると
伝えて下さい」
「へえ! 伝えます!」
ガシャーン!!!
皿の割れる音が、豪快に響いた
そして、娘が謝る声がする
幹部らの対応をしていた女将が
頭を下げ
「新人で… お許し下さい」
「いえいえ 大丈夫ですよ」
とは、言ったものの
娘を責める男の声
それを止める聞き覚えのある声
全員が、女将の止めるのを振り切り
店の奥へ
そして
半年たって
ついに
「いつも美味しいですねぇ
板前さんにご挨拶したいのですが」
「すんまへん うちの板前
変わり者で…
人前には… あっ すんまへん」
「いや 無理は言わないよ
美味しい料理に、感謝していると
伝えて下さい」
「へえ! 伝えます!」
ガシャーン!!!
皿の割れる音が、豪快に響いた
そして、娘が謝る声がする
幹部らの対応をしていた女将が
頭を下げ
「新人で… お許し下さい」
「いえいえ 大丈夫ですよ」
とは、言ったものの
娘を責める男の声
それを止める聞き覚えのある声
全員が、女将の止めるのを振り切り
店の奥へ