浅葱色の恋心
彩華が女将に呼ばれて

調理場を離れた




「お美陽 怒鳴って悪かった
お前が、怪我するの嫌で…
気をつけろって注意のつもりが
怖がらせてたんだな」


「一平さんは、私の為に良かれと
怒鳴ってくれたので
怖かったけど、私を思ってだと伝わり
とっても感謝しています!」






一平と美陽は、打ち解け

たくさん話をした









その頃    







「君菊の事
ずっと 支えてくれてたんだな」



女将が席を外し

土方と2人きり



「土方さんの為じゃないから
友として、当然の事をしたまで」


「俺は…
旦那らしいことも
父親らしいことも
何一つ出来なかった…」


「そうですね
とても、さみしそうでした」




「後悔してる」












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