浅葱色の恋心
それからすぐのこと




将軍 徳川家茂様が亡くなられた



1度だけお会いした方の訃報
とても悲しかった







数日後








「話がしたい!」




開店前の店に2人がやってきた



「俺やっとくから、行ってこいよ」


何となく雰囲気を察したらしい

一平が、あっちいけと手をヒラヒラさせた



「すぐ戻る」




店の裏庭に2人を連れてきた




「彩華一緒に暮らさないか?」

「近藤さんと土方さんの許可は貰った」


「俺は、晴太だ
晴太としての暮らしがある
一緒には、暮らさない」


「……」


平助が、すごく悲しい顔をした


「彩華」

「晴太だ」


一が、困った顔をした



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