浅葱色の恋心
気合いを入れ



女物の着物に着替え




新選組へ






「一 平助
私… 2人と暮らせるなら
彩華に戻っても構わない!!
お願い… 3人で暮らそう!?」






これが最後の命なら

後悔をしたくない

少し我が儘になりたくて

自分の願いを口にしたかった






「ごめん… 
一緒には、暮らせない」








平助からの答えは、予想通りだった

今まで、断り続けたのは、私…

嫌われても仕方ないのに

2人は、お見舞いを欠かさなかったから

少し期待してた




「今日は、引き下がるわ!
でも… 私!
2人と暮らしたい!諦めないから!!」




何も言ってくれなかった一に

ニカッと笑い


置屋に戻るとすぐに

少し伸びた髪をちまちま切り落とす














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