浅葱色の恋心
朝稽古が終わり、朝餉時
「晴太 終わったら俺のとこにこい」
「はい」
土方に呼ばれ
〝なんだろう…〟
「副長」
「晴太か 入れ」
文机に向かっていた土方が
くるりと振り返って
彩華に座れと手を出す
「慣れたか?」
「ええ」
「無理してねえか?」
「無理しないと、やってけない」
「クククッ そりゃあそうだな」
楽しそうに笑い、風呂敷包みを彩華へ
「お前のだ」
彩華が風呂敷を解くと
浅葱色の羽織と忍服
「うわっ! コレ…
近藤さんから貰いたかった」
「俺じゃ不服かよ!!」
「だって… 近藤さんが局長だろ」
「副長助勤!お前の上司は、俺!」
「はいはい うわぁ~
ついにコレを着る日がきたか!
目立つし、評判悪いあの頃を思い出す!
でも… 一と平助も着てたもの!
嬉しい!!!」
ニヤニヤと羽織を見て大喜びする彩華に
「そんなに喜ぶとは、予想外だ」
土方は、真面目に言った
「晴太 終わったら俺のとこにこい」
「はい」
土方に呼ばれ
〝なんだろう…〟
「副長」
「晴太か 入れ」
文机に向かっていた土方が
くるりと振り返って
彩華に座れと手を出す
「慣れたか?」
「ええ」
「無理してねえか?」
「無理しないと、やってけない」
「クククッ そりゃあそうだな」
楽しそうに笑い、風呂敷包みを彩華へ
「お前のだ」
彩華が風呂敷を解くと
浅葱色の羽織と忍服
「うわっ! コレ…
近藤さんから貰いたかった」
「俺じゃ不服かよ!!」
「だって… 近藤さんが局長だろ」
「副長助勤!お前の上司は、俺!」
「はいはい うわぁ~
ついにコレを着る日がきたか!
目立つし、評判悪いあの頃を思い出す!
でも… 一と平助も着てたもの!
嬉しい!!!」
ニヤニヤと羽織を見て大喜びする彩華に
「そんなに喜ぶとは、予想外だ」
土方は、真面目に言った