浅葱色の恋心
   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆







翌日




屯所前で平助に連れられやってきた


一と彩華が再会



「一!!! 会いたかった!!!」


「わわわっ! 彩華!! こんな所で」


「なに?」


「/////いや… 久しぶりだな」


「どうしたの?赤い顔して…」


「久しぶりだから、照れてるんじゃねぇの」


「そっ そうだ」


「そうなんだ?」




そして、屯所内広間にて









「蒼井彩華と申します!
近藤局長様、2人をどうまるめこんだのか
お聞かせ願えますか?」



キリリと鋭い目で、近藤を見据えた



「クククククッ」



近藤の隣で、肩を振るわせる男を睨む



「私!真剣に聞いてるのよ!
納得出来ない理由なら
2人を返して貰うつもりで来たんです!」



「悪い… 綺麗な顔してんのに
ずいぶん威勢が良いもんだから つい
俺は、土方歳三だ」



「土方様 黙ってて」




「彩華!!土方さんに失礼だぞ!!」



「人が話してるのに!笑う方が失礼よ!」



「俺たちは、まるめこまれたわけじゃない
近藤局長の志に惚れてついてきたのだ」



「だから!!その志を聞いてんの!
つまらない志に、2人を危険に巻き込むなら
私が許さないんだからっ!!」

< 28 / 401 >

この作品をシェア

pagetop