浅葱色の恋心
加納がポロポロと泣き出すものだから


俺は、オロオロ




「わぁーなんだよ!何、泣いてんだ!」





「…羨ましいなって…思ってたから
俺… 友と呼べる人いなくて
藤堂さんに… 友と呼んで貰えて…
うれしい」




数日前まで、警戒してたのに


なんだか、妙に


加納に親近感を覚える





「お前が一緒に脱走しないなら
俺も残る!」



「ダメです!
何言ってるんですか!!!」


「いいの いいの
一に言ってくるわ!」















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