浅葱色の恋心
自分で手当てをして
新八にバレないように
「今日は、こっち向きで寝る」
なんて言ったけど
翌朝の朝餉でバレて
しかも
〝一番隊の隊長怒らせると怖い〟
程度だった私の評判が
〝拳で人を殺める豪腕〟 に変わった
「何して怪我したって?」
ニヤニヤと興味津々な土方さん…
「うるさい」
「あ?豪腕が、怪我してんだぞ?
気になるじゃねぇか?クククッ」
土方さんにからかわれるのが嫌で
永井の家に行くことにした
巡察後の新八とばったり会い
一緒に行くことに
「あんまり一人で行動すんなよ!?
いつ、伊東さんに会うかわかんねぇぞ!」
「そうだな」
適当に返事をして歩く
永井の家に着くと
婚礼の衣装を見せられた
「お母様… あの…嫁にはいかなくなって」
「え?」
慶喜様から話を聞き、準備をしてくれた
両親の気持ちを思うと
「ごめんなさい」
親不孝すぎて
情けないやら
家を出た
少し遅れて、私に追いついた新八が
「俺から事情説明しといた」
「ごめん…」
新八にバレないように
「今日は、こっち向きで寝る」
なんて言ったけど
翌朝の朝餉でバレて
しかも
〝一番隊の隊長怒らせると怖い〟
程度だった私の評判が
〝拳で人を殺める豪腕〟 に変わった
「何して怪我したって?」
ニヤニヤと興味津々な土方さん…
「うるさい」
「あ?豪腕が、怪我してんだぞ?
気になるじゃねぇか?クククッ」
土方さんにからかわれるのが嫌で
永井の家に行くことにした
巡察後の新八とばったり会い
一緒に行くことに
「あんまり一人で行動すんなよ!?
いつ、伊東さんに会うかわかんねぇぞ!」
「そうだな」
適当に返事をして歩く
永井の家に着くと
婚礼の衣装を見せられた
「お母様… あの…嫁にはいかなくなって」
「え?」
慶喜様から話を聞き、準備をしてくれた
両親の気持ちを思うと
「ごめんなさい」
親不孝すぎて
情けないやら
家を出た
少し遅れて、私に追いついた新八が
「俺から事情説明しといた」
「ごめん…」