浅葱色の恋心
翌日
将軍警護の仕事から
屯所に戻る途中
加納の姿をした伊東さんを
屋根上に見つける
「おい!だめだっ!」
土方さんを振り切り、屋根上へ
逃げ出す伊東さんを追い
皆と離れた
ピタリと逃げるのをやめ
「晴太君… いえ 彩華さん
痛みはどうかしら?」
「まあまあだ」
「そう 貴方に聞きたかったの
誰の命を貰ったの?」
「聞いてどうする」
「この体 思ったより命が少ないの」
「へえ」
「貴方… 鬼よ
人の命を喰らう 鬼
徳川を助けるなんて、嘘じゃない
結局、人の命で貴方が生き延びている」
「伊東さんこそ、人の体をとった」
「私は、これで満足!
貴方は?これからも人の命を奪うの?」
「晴太!!」
山崎さんが追って来てくれた
素早く逃げる伊東さんを
追うことも出来なかった
将軍警護の仕事から
屯所に戻る途中
加納の姿をした伊東さんを
屋根上に見つける
「おい!だめだっ!」
土方さんを振り切り、屋根上へ
逃げ出す伊東さんを追い
皆と離れた
ピタリと逃げるのをやめ
「晴太君… いえ 彩華さん
痛みはどうかしら?」
「まあまあだ」
「そう 貴方に聞きたかったの
誰の命を貰ったの?」
「聞いてどうする」
「この体 思ったより命が少ないの」
「へえ」
「貴方… 鬼よ
人の命を喰らう 鬼
徳川を助けるなんて、嘘じゃない
結局、人の命で貴方が生き延びている」
「伊東さんこそ、人の体をとった」
「私は、これで満足!
貴方は?これからも人の命を奪うの?」
「晴太!!」
山崎さんが追って来てくれた
素早く逃げる伊東さんを
追うことも出来なかった