浅葱色の恋心
「なぁ 俺に隠し事ないか?」


「は?」



まったく彩華の事情が、俺にはわからん



夕餉中、それとなく聞いてみた



ものすごく呆れ顔な彩華に焦る



「なんでも言えって事だ」


「うん クスクス」



笑われているじゃないか


ふと、目の前の永倉君を見ると

引き攣った口元


恐る恐る、土方さんを見れば


!!!



先ほどより、さらに不機嫌だ





一体全体、何がどうなっているというのだ









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