浅葱色の恋心
「一!」


彩華が俺の元に駆けよる


「危険だ!土方さんのそばにいろ!」


「その土方さんから伝令!」



拗ねた顔を見ても、なぜか癒される




「こっちにこい」




彩華が敵に見つからないよう隠れる



「一/////」



彩華を抱き寄せた



「必ず戻る 待っててくれ」



「一!その事を伝令に来たの!
陣に戻れって!」


「……そうか」



「クスクス 
新八のとこと、一番隊に伝令したら
戻るから!待ってて!」



「危険だ!俺が… 」



「自分の隊の面倒は、自分でみて!」



「気をつけろ」



「うん」







隊士らを連れ、陣に戻る






「……俺は、伝令頼んでねぇ」




ぞっとして、冷や汗が…



「戻ったぞ!ん?どうした?」




永倉君も、戻った




「伝令…出してないって……」


「!? ……どういうこった?
土方さん、晴太連れ戻しに行くか?」


「一番隊!戻りました!
蒼井さんから伝令です!
敵が、錦の御旗を掲げているそうです!」


「蒼井はどうした」


「蒼井さんは、山崎さんと戻るそうです」


「わかった 下がれ」


「山崎といるなら安心だな」




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