浅葱色の恋心
【彩華】
平助の命は、私が分けた命だった
伊東さんは、それに気がついた
だから
残りわずかだった
平助の命を奪った
伊東さんは、本気だ
本気で、私の体を取りに来る
『痛みを消したいなら
早く誰かの命を奪いなさい
ほら、山崎君ならくれるわよ
それとも…沖田君?』
心に語られた
伊東さんの言葉
伊東さんが憎い
こんな気持ち…嫌だ
私は、鬼になりたくない
「なりたくない」
「ならんでええ」
!!!
「なりたないもんには、ならんでええ」
「起きてたのかよ」
「怖い顔してどないしたんや?
怪我人も逃げてまうで?」
「怖い顔…してます?」
「鬼みたいやで?」
「!!!」
「笑いや? 苦しいときこそ
人の中におれ! 辛いなら泣いたらええ
せやから… そんな顔したらあかんで…」
山崎さんが、再び眠った
脇腹の痛みが私を襲う
この痛みから解放されたい
私は、山崎さんの命が欲しい!?
いやだ! いやだ!!
私は、伊東さんとは違う!!!
平助の命は、私が分けた命だった
伊東さんは、それに気がついた
だから
残りわずかだった
平助の命を奪った
伊東さんは、本気だ
本気で、私の体を取りに来る
『痛みを消したいなら
早く誰かの命を奪いなさい
ほら、山崎君ならくれるわよ
それとも…沖田君?』
心に語られた
伊東さんの言葉
伊東さんが憎い
こんな気持ち…嫌だ
私は、鬼になりたくない
「なりたくない」
「ならんでええ」
!!!
「なりたないもんには、ならんでええ」
「起きてたのかよ」
「怖い顔してどないしたんや?
怪我人も逃げてまうで?」
「怖い顔…してます?」
「鬼みたいやで?」
「!!!」
「笑いや? 苦しいときこそ
人の中におれ! 辛いなら泣いたらええ
せやから… そんな顔したらあかんで…」
山崎さんが、再び眠った
脇腹の痛みが私を襲う
この痛みから解放されたい
私は、山崎さんの命が欲しい!?
いやだ! いやだ!!
私は、伊東さんとは違う!!!