浅葱色の恋心
会津藩の方が、俺を訪ねてきた


「山口君!君に縁談があるんだ!」



聞けば、彩華と容保様の縁談を進める為に
俺が、独り身だと都合が悪いそうだ



俺は、彩華が戦に出なくてすむのなら
容保様の側室として、幸せになるなら



「喜んでお受けします!」




薦められた娘に会うと
なんとも柔らかな笑い方をする
とてもよい娘だった





娘と会っている時


偶然にも、永倉君と彩華に出会した




「どちら様?」



永倉君が俺に問う


「やそさん 嫁にとるこにした」



2人が固まった



「お… おめでとう!!
新八!めでたいな!!
邪魔しちゃなんだ!行くぞ!!」





逃げるように

永倉君を引っ張り、去って行く




彩華




これで容保様のところにいけるだろう


















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