浅葱色の恋心
鎮撫隊を見送り



急に決まり、どんどん進む一の婚礼

私は、それを避ける為に


「総司のお世話がしたい!」


逃げる口実に総司を使うのもどうかと…


近藤さんと会津公へ拝謁し

そして、会津公から頼まれた仕事をする

という事で、新選組を離れることになった





「友とか言っておきながら
祝言にも出ないなんて、薄情ですよね」


「仕方ないさ
まだ、恋心があるんだろう?」


「……諦めついたら戻りますね」


「総司を頼んだよ」


「はい」








なんの挨拶もせず出た私を

心配することもないか……



一には、やそさんがいる











少しでも、一緒に暮らす夢が叶い







私は、幸せだった























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