浅葱色の恋心
眉間に皺を寄せ

文を読み終わると



「お前は、どうしたい?」

「???どうって???」

「永井様のところに行ってもいいぞ?」

「それは、ない!
総司も新選組に戻りたいって
文にあったし!俺もそうしたくて
ここまできたんだ!
文届けるだけじゃないし!」


「一緒に来るって事か?」


「そう言ってる
伊東さんが来ても、1人で立ち向かえない
土方さんがいてくれたら心強い!
だから、怪我治療してやる!」


「いい! それはいい!!断る!!」


「なんで?」


「////////」


「なんで赤くなってんの?」


勝手に何か想像したらしく照れてる


そんな土方さんを横目に

少しだけ総司の魂を玉にする


それを怪我した足に当て治療する



「よし!あとは、自分で治してね!」



「……そういうことか」



「これからは、俺が情報を集める!
いちいち外に出てまわるな!」


と、言えば



ゴンっと、容赦ない拳骨がくる



「お前が言うな!!」








土方さんの部屋を出ると


小姓の市村が頭を下げてきた



「どうした?」


「落ち込んでいた副長が、元気になりました
戻って下さりありがとうございます!」





そうだよね


近藤さんまで失ったんだ






私がそばにいよう

土方さんの為に

出来ることをやり尽くそう 











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