浅葱色の恋心
【彩華】




一は、難しい顔をして


平助は、ぐったり





「楽しかったね!」




沖田様がお仕事なので

遊びが終わり

子供達が帰ってから、壬生寺に3人




「そうだな」




無表情な一が、言った





「俺、疲れた~」




だらしなく平助が言う








子供の頃は、私たち

ずっと遊びっぱなしだったのに



「大人になっちゃったんだね」






私だけ   子供みたい



もっと遊びたいもの!



あー あの木に登りたい!



「彩華と総司は、良い勝負で童心だな」

「だよな!そのうち2人で木登りしそう!」

「しないもん!!!」


今、したいって思ってたけど



一と平助がいいもん




「太夫の時さぁ
あの彩華が… 女の子らしいって…
違和感あるんだよな」


「わかる」





さり気なく酷い…





「一 平助
私ね 私… 太夫辞めようと思うの」

















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