浅葱色の恋心
【平助】




「いつから……?
土方さん知ってたのか?」



一が、困惑して土方さんに詰め寄っていた





口づけの後、しっかりと


抱き合う2人に、胸の奥が



ぎゅうぎゅう締めつけられた




「えと……いや、俺も……今、知った」




歯切れの悪い土方さんの言葉に

嘘でないことを感じた




「戻ろう
そのうち来るよ」




懸命に気持ちを押し殺し



困惑しまくりの2人を連れて



賑やかな宴に戻った










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