浅葱色の恋心
   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆




4人の黒装束を返すべく


彩華が、屯所へ





『新選組』 という看板を眺める





これが芹沢さんの命をかけたもの…







「よう!何してんだ!?入れよ!」



声をかけてきたのは、原田



サッサと渡して帰ろうと思っていたのに

土方の部屋に通された




「ここって、客間とかないんですか!?」


「あるが お前は、客って感じじゃねぇ」


「私… 一応、太夫なのよ!」


「気にするな!」


「あのねぇ!!!」


「助かった
ありがとう」


「……別に
芹沢さんの為だから
土方様に御礼言われても……」



「芹沢さんは、俺達の為……だろ?
礼を言う相手がいねぇんだ
言わせてくれよ」



「芹沢さんのお墓教えて下さい」

















< 82 / 401 >

この作品をシェア

pagetop